死ぬほど嫌いな人が居る。
それは、言葉では言い表せないほど苦痛なことです。
一緒にいるだけで腹が立つ。
気分が悪くて仕方がない。
出来る事なら顔も見たくない。
顔を見るだけでどうしようもなく嫌悪感を抱く。
そんな相手とどうしても顔を合わせなければならない時、私たちはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、死ぬほど嫌いな人が居るときの対処法についてまとめました。
- 相手のどこが嫌いか考えてみる
- 嫌いな相手を箱庭に入れる
- 相手を遠巻きから分析してみる
- 相手の弱点を見つける
- 人から嫌われる人はコンプレックスの塊
- 嫌いな相手は箱庭に居れて見下ろす癖を付けよう
- どうしても心が晴れない場合は
相手のどこが嫌いか考えてみる
まずほ相手の嫌いな所がどこなのか考えてみましょう。
「何となく嫌い」
「生理的にムカつく」
「とにかく全部嫌い」
と言いたくなるかもしれません。
しかし、嫌いになるのには何らかの理由があるはずです。
例えば、
自慢話ばかりする
人を馬鹿にした物言いをする
嫌味や皮肉を言う
自分が悪いのに言い訳ばかりする
ちょっと指摘すると逆ギレする
誇張癖、虚言癖がある
自分だけ楽をしようとする
批判的、ネガティブな発言が多い
セクハラや性的な話ばかりする
など、その人を嫌いになる原因はきっとあるはずです。
まずは一体相手の何が自分をこんなにも嫌な気持ちにさせるのかを考えてみて下さい。
理由は1つだけとは限りません、上記に上げた物が複数当てはまったり、それ意外にも沢山の要素が組み合わされている可能性もあります。
嫌いな相手を箱庭に入れる
相手のどんな所が嫌いか分かったら、次に行うのは「死ぬほど嫌いな相手を箱庭に入れる」事です。
人間が本当の箱庭に入るわけがありませんので、勿論想像で構いません。
筆記用具が有るなら、紙に箱を書いてみると想像しやすくなりますよ。
箱庭を作って見ましょう
まずはあなたの心の中に箱を一つ置きます。
目の前に箱がある事がしっかり想像出来るように思い浮かべてください。
そこは貴方が自由にしていい箱庭なので、何を置いても構いません。
会社のオフィスや、学校の教室を作ってみる。
あなた以外の友人や会社の人を入れてみる、など好きに箱庭を作ってください。
あなた自身は箱庭を見下ろしているので箱庭の中には入れないでくださいね。
勿論、何も入れなくても構いません。
紙とペンがある場合は、紙の中に四角い箱を描きましょう。
紙の端に少し字を書き込める場所を作ると後々作業がしやすくなります。
死ぬほど嫌いな相手を箱庭に入れる
次に、死ぬほど嫌いな相手を箱庭に入れて見てください。
鷲掴みにして乱暴に入れてみたり、摘んでポイッと入れてみたり、自由に入れて構いません。
そして、今相手を入れた箱を上から覗き込むようにして眺めて見てください。
小さな箱に、更に小さくてちっぽけな人間が入っているのが見えますね。
今相手はどんな表情をしていますか？
おどおどしていますか？
いつもと変わらず過ごして居ますか？
怯えていますか？
紙に書く時は棒人間でも大丈夫です。
相手が誰なのかしっかりイメージ出来るように名前を書いたり顔を書いたりしても構いません。
高い所から嫌いな相手を見下しましょう
次に嫌いな相手を高い場所から覗き込む事をイメージしてください。
あなたが嫌いな相手は、あなたが作った箱庭に入る程度のちっぽけな人間です。
あなたは常にあいてを高見から見下ろしているイメージを持ってください。
これは、相手が目の前にいる時も同じです。
箱の中に居る相手を見おろしながら、あなたは何を思いますか？
「こんな小さな場所で偉そうに自慢話をしてる」
「誰も相手にしてないのにひたすら喚いてるな」
「1人でじたばたしてて可哀想な奴だな」
「小さくて弱いから虚勢張ってる」
「存在がちっぽけ過ぎて何も聞こえない」
など、相手を高見から見下ろしながら素直な感想を持ってください。
相手を遠巻きから分析してみる
相手を箱庭に入れて高見から見下ろしているイメージを持てたら、次は観察です。
夏休みの宿題などで生き物の観察をするようなイメージでしっかり観察します。
あなたが死ぬほど嫌いな人間は、どんな習性があって、どんな時に何をするのかを冷静に観察して更に分析してみましょう。
「あ、誰かが褒められたから自分の自慢話を始めたな」
「自分の主張を否定されたからムキになって怒ってるな」
「こいつは自分が一番じゃないと気が済まないみたいだな、ずいぶんと自尊心が高いみたいだ」
「なるほど、図星をつかれた途端大人しくなるんだな」
と、言う感じで、箱の中に入っている相手を、高見から観察し、分析してください。
あなたと嫌いな相手が居る場所は常に一線を画していると言う事を意識しましょう。
紙に書いている人は観察し、分析した内容を紙の余白に書き出してみてください。
どんどん嫌いな相手の本質が見えてくるようになります。
相手の弱点を見つける
嫌いな相手を客観的に分析出来たら、次は相手の弱点を見つけましょう。
相手の弱点が見つかれば、あなたはいつでも相手に致命傷を負わせる事が出来るようになります。
弱点と言ってもあまりイメージが湧かないかも知れませんので、いくつか例をご紹介します。
構ってちゃんは受け流されるのが嫌い
自分が大好きで、自尊心や承認欲求が強い相手は「褒めて欲しい」「構って欲しい」時にさらっと受け流されたりスルーされるのを嫌います。
自慢話や不幸話などが始まっても相手にせずに、直ぐに話題を変えられたり「それで？」と興味を示されないと大ダメージを受けます。
劣等感が強い人は優位に立たれるのが嫌い
常に会話や相手とのコミュニケーションにおいて主導権を握りたがったり、相手の粗ばかり探すタイプは劣等感が強く、本心では自分に自信が無い事が多いです。
このタイプは、相手に優位に立たれたり自分よりも優れた所を見せつけられると自尊心が深く傷つきます。
会話中に周囲にマウントを取るような時は、大げさな位に別の人を褒めたり、嫌いな相手が苦手な事や、できない事について話題を振ると何も言えなくなるでしょう。
後ろめたい事がある人は目を見つめられるのが嫌い
嘘をついたり、話を誇張する、何か人に知られたくない事がある人は、まっすぐに目を見て会話をされるのが苦手な事が多いです。
相手が何か話し始めたら、まっすぐに目を見て話をしてみてください。
視線がうろついたり、話を早く切り上げようとするでしょう。
言い訳が多い人は理論的に責められるのが嫌い
言い訳が多い人は自分の非を責められると深く傷つくため、自分を守る為に言い訳をします。
このタイプは正論や理論的な内容で突っ込まれると何も言い返す事が出来なくなるでしょう。
批判的な人は深掘りされるのが嫌い
何かにつけて批判ばかりする人は批判をする事で相手より有利に立っているつもりになっているタイプです。
そう言うタイプは10人中9人が良いと言っているような物でもすぐに批判します。
しかし、批判する内容はあまり的を得ている事は無く上辺だけの知識や屁理屈だけを並べている事が多いです。
「どうしてそう思うの？」「じゃあ、どうしたら良いと思う？」「こんな場合はどうすればいい？」と深掘りして質問をされると自分の知識の浅さが露見するため、話をすぐに逸らすでしょう。
人から嫌われる人はコンプレックスの塊
相手の弱点はいくつ見つかりましたか？
弱点を見つけたと言う事は、あなたはいつでも嫌いな相手に致命傷を負わせる武器を手に入れた事になります。
いつでも相手を倒せる武器があると思えば少し相手に対して心に余裕を持つ事が出来るのではないでしょうか。
また、相手を常に自分の箱庭に入れて高見から見る癖をつける事で心に余裕を持つことができるようになります。
相手の弱点を見つけるの項目を見ても分かるように、人を嫌な気持ちにする事ばかりする人は大抵何らかのコンプレックスを抱いている人です。
自分のコンプレックスを隠すために虚勢を張ったり、敢えて相手を卑下する事で自尊心を保っています。
こういった人間は、あなただけでなく多くの人から反感を買ったり嫌われたりしています。
あなたが死ぬほど嫌いな相手は、他の人にとっても死ぬほど嫌いな相手なのです。
むしろあなたは、そんな相手にイライラするよりも
「可哀そうな奴だな」
「自分をよく見せようと必死で惨めだな」
と、広く高い心で見下しておきましょう。
嫌いな相手は箱庭に居れて見下ろす癖を付けよう
あなたが死ぬほど嫌いな人間に対してイライラしたり不快な気持ちになるのは無理もありません。
しかし、イライラしたり不快な気持ちになるのは、相手と同じ目線で物を見ているからにほかなりません。
あなたを不快にさせるような低レベルな人間は、本来はあなたと同じステージに立ってはいないのです。
ただ、あなたがわざわざ相手のレベルにまで腰を落としてあげているだけの事です。
例えば、3歳の子供にバカと言われて本気で怒る事は無いでしょう。
イラッとする事はあっても、そこで思うのは
「親の躾けが悪いんだな、可哀そうに」
「こんな小さい子が必死に背伸びしてるんだな」
「そんな言葉誰が教えたんだろう」
と言う一歩引いた場所から見た感想でしょう。
あなたが死ぬほど嫌いだと言っている相手も同じです。
相手はあなたの箱庭に入っているちっぽけな人間です。
わざわざ相手と同じ箱に入る必要はありません。
あなたは常に嫌いな相手を高見から見下ろしていれば良いのです。
それでも、どうしても相手の発言に我慢が出来ない時
これ以上は我慢の限界だと思った時は、下の対処法を試してみてください。
iyanakotowasureru.hatenablog.com
どうしても心が晴れない場合は
それでも、どうしても辛い、モヤモヤした気持ちが晴れない、本当に苦しくてどうにかなりそうだと言う時は、我慢をせずにカウンセリングを受ける事をおすすめします。
抱えてる物が大きすぎたり、長年一人で苦しんでいた場合、積もり積もった辛い気持ちや憎しみ・憎悪は自分だけの力で解消するのは難しい物です。
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