人と話しをしたり、大勢で居ると疲れてしまう
辛い人や苦しんでいる人を見ると自分まで辛くなったり苦しくなる
他人の嘘にすぐ気づいてしまう
人の気持ちを汲み取りすぎて自分の感情が分からなくなる
他人の負の感情に振り回されてパニックになってしまう事がある
他人の悲しい気持ちや怒りの感情に同調してしまう
もし、当てはまるようならあなたはエンパスかもしれません。
自分の疲れやすさや生きづらさの原因が分からない、自分がどうしてこんなに他人に同調してしまうのか分からない。
エンパスの中にはそんな悩みを持つ人も非常に多く居ます。
今回は非常に高い共感力持つ「エンパス」についてご紹介します。
エンパスとは?
エンパスとは非常に高い共感能力を持つ人の事の事です。
他人の気持ちを理解できないサイコパスとは真逆の性質を持っており「分かりすぎる」と言う特徴があります。
空気が読める、言葉の裏側を読み解くのが得意、場の空気を明るくするなど、エンパスにはポジティブな面が沢山あります。
その反面、共感能力が高すぎるために他人の気持ちに敏感で気疲れてしまう、人の感情に同調してしまう、人の嘘にすぐに気づいてしまうといったマイナス面もあります。
エンパスとHSPの違いは?
他人の感情の機微に敏感すぎる体質の事をHSPと言います。
エンパスはHSPの一種ですが、HPSよりも更に精神性が強く、文献や説明するサイトなどによっては、エンパスにスピリチュアル的な要素があるとも説いていることがあります。
HSPが他人の感情に敏感すぎる事に対して、エンパスは共感能力に長けているのが特徴です。
似ているようでとても違いが大きいのがこの点です。
例えば、すぐ近くで全く知らない誰かが怒っている場合、HSPとエンパスの反応は大きく異なります。
HSPの場合
怒っている相手の感情に直ぐに気づき相手を慮ったり、萎縮したりする。
「何か自分が悪い事をしたのではないか」
「あんなに怒らせてしまうような目にあってしまったあの人は可哀想だ」
「どうやったら怒りを沈める事ができるだろうか」
「怒りの感情が怖いから早くこの場から去りたい」
相手が居なくなっても引きずってしまう事もある。
エンパスの場合
怒っている相手の感情と共鳴してしまう。
「理由は分からないが自分まで怒りが湧いてくる」
「怒っている人を見るとイライラが止まらない」
しかし、相手が居なくなると怒りの感情も煙のように消えてしまう。
このようにエンパスは相手の感情に対しての共感力が高く、悲しみや怒りと言ったハッキリとした感情だけでなく、嘘や猜疑心、駆け引きのような複雑な感情まで共感する事が出来ます。
しかし、相手の感情にそのまま共感してしまうため、人が入り乱れるような場所に行くと様々な感情が雨あられの如く入り込んで来るため精神的な疲労が大きく疲れやすくなってしまいます。
エンパスの特徴
人の感情やエネルギーが自分の事のように分かる
エンパスは相手の感情に共鳴するため、他人の感情の機微に敏感で手に取るように相手の気持ちが分かります。
また、会議や集会などに遅れて入っても瞬時にその場の空気を感じ取る事が出来ます。
そのため空気が読めない相手と一緒にいるとヒヤヒヤして気が休まりません。
暴力や争いごと・修羅場に弱い
共感力が高いエンパスにとって、暴力や争い・修羅場はネガティブな感情が飛び交うネガティブな場所のため、とてつもない心労を伴います。
自分が当事者でなく、その場を通りかかったり映像やニュースなどを見るといった直接的な関りでは無くてもネガティブな感情が流れ込んでくるため一気に疲れてしまいます。
あまりにも衝撃的な場面に出くわすと暫く話す事もできない程にショックを受ける事もあります。
人混みが苦手
他人の感情やエネルギーをダイレクトに受け止めてしまうエンパスにとって、様々な人が行き交う人混みはとても疲れる場所です。
電車や駅、ショッピングモールなど人があつまる場所はいつの間にか様々な人の感情やエネルギーを受けてしまい、気づくとどっと疲れている事もあります。
綺麗好き
人の感情やエネルギーだけでなく、エンパスは空気の淀みなどにも敏感です。
自分の気持ちが休まるように環境を整えていくと自然と身の回りが綺麗になっていきます。
五感が鋭い
エンパスは常に、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚が働いるので他人より疲れやすいと言う特徴があります。
その反面、芸術や音楽を愛したり、アロマにこだわりがあったり、美味しい物や手触りの良い物好きだったりと五感に関係する物事に非常に長けています。
五感の鋭さを活かした物事を黙々とできる環境はエンパスにとってとても快適です。
物事の全体像を把握しようとする
エンパスは無意識のうちに物事の全体像を把握しようとしています。
エンパスは違和感がある事にとても敏感で、その違和感を解消しようと常に因果関係を解明しようとしてしまいます。
悲しんでいるのに笑顔の人を見ると、何故感情を隠しているのか、どうして悲しんでいるのか、悲しませた原因はなぜ起こったのかなど様々な情報を収集しようとします。
その特徴を生かして集団の中の調和役として活躍する事ができますが、役目を果たした本人は大抵ドッと疲れています。
自分と他人の境界線が曖昧
無自覚のエンパスの場合、他人と自分の感情がごちゃまぜになる事が良くあります。
相手の「こうしたい」という感情をそのまま受け取ってまるで自分の感情であるかのように感じるため「自分の意見」が不在になってしまう事もよくあります。
「他人の意見=自分の意見」になりやすく、優柔不断に見られてしまう事もあります。
先回りして行動できる
エンパスは他人の気持ちに敏感ですので、相手が「こうしたい」と思った事を瞬時に把握して先回りして行動する事ができます。
傍にいる相手が「喉が渇いた」と感じた次の瞬間には飲み物を手渡していたり、「寒い」と感じたらブランケットを差し出してあげるといった気遣いが自然にできるのもエンンパスの特徴です。
人付き合いが怖い・不安が常にある
人の感情の機微に敏感なエンパスにとって人付き合いは怖いものでもあります。
怒りや悲しみなどのネガティブな感情が非常に苦手なエンパスにとって、自分の言動で相手を傷つけたり怒らせてしまう事は身を切られるように辛い事です。
常に相手の感情に気を張っているため、いつ相手を傷つけるか、怒らせてしまうかヒヤヒヤしながら人と接しています。
他人の言動に振り回される
自分の言動に極限まで気を遣うエンパスは、他人の言動にも大きく振り回されます。
相手が「こうしたい」と思っている事を100%叶えて上げなくてはいけないと言う使命感に駆られて、必要以上に動いてしまったり、自分が相手の意向に沿えない場合に酷く落ち込んでしまったりします。
常に相手の立場や感情を気にして行動するため、行動の基準が自分ではなく相手になってしまいます。
他人に依存しやすい
無自覚のエンパスは「他人の感情=自分の感情」として捕らえてしまうため、他人に依存しやすいのもエンパスの特徴です。
パートナーの自我が強い場合、パートナーの感情が自分の全てになりやすく自分で物事を考えなくても相手の意見に同調するだけで物事が上手く回っていくため、相手に依存しやすくなってしまいます。
また、相手の感情や欲求が手に取るように分かるので、怒らせたり悲しませたりしまいと相手に尽くしすぎてしまうのもエンパスの特徴です。
自己犠牲の精神が強い
他者の感情に非常に敏感なエンパスは争いや揉め事を極端に嫌います。
そのため「問題を解決するなら自分が我慢すればいい」と言う判断をし自分を犠牲にする傾向があります。
自分の感情が分からない
「他人の感情=自分の意見」になりやすいエンパスにとって、自分の感情をハッキリさせるのは苦手です。
「あなたはどう思う?」と言われても、相手の感情を汲み取ってしまうため、ハッキリと「これが自分の意見だ!」と言い切る事ができません。
エンパスのタイプ
エンパスにもタイプは様々です。
感覚や知覚を共感するエンパスもいれば、直感的に相手の考えている事が分かってしまうエンパスも居ます。
身体直感型
相手の身体でおきた事を直感的に気づく事ができるタイプです。
「今日はあの人、頭が痛いんだな」とすぐに気づくのがこのタイプです。
相手の異常にすぐ気づく人がこのタイプかもしれません。
身体ワンネス型
相手の身体でおきた事を自分の事のように感じるタイプです。
友達が怪我をした時に「痛そう」と感じたり、同じ場所を思わず手でさすってしまうと言う経験があると思います。
身体ワンネス型エンパスの場合、視覚的に得た状況以外でも同じように相手の体験を追体験しますので、相手の胃が痛ければ自分の胃も痛くなる。相手が頭が痛ければ自分も頭が痛いと感じると言う具合です。
感情直感型
直感的に相手の感情を把握できるタイプです。
相手に会った瞬間に「怒っている」「悲しんでいる」といった感情を直感的に気づく事ができます。
感情ワンネス型
感情ワンネス型は、相手の感情と同調するタイプです。
相手が悲しんでいたら自分も悲しくなるし、相手が怒っていたら自分も怒りが湧いてきます。
知的変容型
相手の考えに合わせて行動を変えるタイプです。
相手の気持ちに先回りして行動をする、相手が何故そのような行動をしたのかすぐに理解できると言うタイプです。
スピリチュアルワンネス型
生きている人や目の前に存在する物以外のものについても同調し、共感できるタイプです。
いわゆる、イタコや霊能力と呼ばれており、離れた場所にいる人や亡くなった人の感情や記憶を追体験できると言うものです。
霊感が有る、心霊体験をよくすると言う人は、自覚が無いスピリチュアルワンネス型エンパスの可能性があります。
エンパスに必要な対策
感じているものを受け入れる
自覚が無いエンパスに多いのが、生きづらさを感じているのは自分が気にしすぎているせいだと思い込もうとするパターンです。
自分が気にしすぎているからこんなに辛いんだ。
何の感情を殺してなかった事にすればいい。
辛くても苦しくても何も感じていない振りをしよう。
このように自分の感じているものを否定し、受け入れないようにしようとすればするほど、どんどん周囲からのエネルギーに押し負けて疲れていってしまいます。
まずは、自分が感じている事を全て理解して受け入れる事が最も重要です。
理解して受け入れる事ができれば、自分が疲れていたり辛く感じる原因や理由が見つかりますので、休息するための手段が見つかりやすくなります。
ダウンタイムをしっかり取る
エンパスに一番必要な事はダウンタイムをしっかりとる事。
他人の感情やエネルギーが入ってこない一人の場所で身体と脳を休めましょう。
お気に入りの音楽やヒーリングミュージックを流して身体を横たえましょう。
アイピローを使ったり、アロマを焚いたりするのもおすすめです。
とにかく他人からの干渉が無い場所でしっかり休息をするのが大切です。
忙しくてゆっくりダウンタイムが取れないと言う人の場合は、質の良い睡眠を取る事が重要です。
寝室の環境を整え、自分が心地いいと感じる寝具を選びましょう。
エンパスは音や光にも敏感なので、遮光カーテンを使用したり、なるべく外からの音が入らない場所に居住するのもおすすめです。
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自分と他人の線引きをする
エンパスは他人と自分の境界線が曖昧になりがちです。
自分がエンパス体質であると理解したら、
まずは相手の感情に気づいた時に深呼吸しましょう。
そして「これは〇〇さんの感情だ」と自分に言い聞かせます。
それと同時に、自分の感情を探すクセを付けてください。
出来れば意識して「私は〇〇だと思っている」と頭の中で唱えましょう。
「〇〇さんは××だと思っている。でも私は●●だと思っている」とハッキリと認識する事が大切です。
そこで例え意見が食い違っていても、相手の感情の動きが怖くなった時は、もう一度頭の中で
「〇〇さんは××だと思っている。私は●●だと思っている。私が〇〇さんに出来る事は××だ」
とはっきり具体的に頭の中で唱えるようにしましょう。
慣れないうちは相手の言動に流されてしまう可能性もありますが、少しずつ「相手の感情ではなく自分の感情で決定する」と言う成功体験を積み重ねる事で恐怖心は薄れてきます。
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