ここを見ていると言う事は、あなたは今辛い状況にあるのかもしれません。
今現在、学校でいじめられている。
もしくは、子供がいじめに遭っている親御さんかもしれません。
きっと、言い表せない程に辛い状況にあるでしょう。
学校に行きたくない。
もう誰も信じられない。
死んでしまいたい。
そんな風に思ってしまっているのではないでしょうか。
でも、あなたは何も悪くありません。
悪いのは加害者。いじめの実行犯です。
いじめは立派な人権侵害。
恥じるものでも隠すものでもありません。
誰にもあなたやあなたのお子さんの権利や尊厳を奪う権利はありません。
今、いじめに遭っているのであれば一刻も早くこの状況から脱しなければなりません。
守るべきはあなたの心と身体です。
そして大切な未来です。
今回はいじめを撃退する方法をまとめました。
あなたの辛い状況が一刻も早く解決しますように。
証拠を取っておく
日記をつけておく
あなたがいじめにあっている場合、泣き寝入りする前にいじめの証拠を集めましょう。
まず何よりも大切なのは詳細な日記を付けておく事です。
日付、時間、誰に何をされたか。
何を言われたかといった詳細な内容を記録してください。
物的証拠を残しておく
物を壊されたり、落書きをされた場合はそれを取っておきます。
殴られたり、暴力を振るわれた場合は写真を撮っておく
どんなに軽微であっても医師の診断書を取っておくと良いでしょう。
可能なら録音も
無視をされたり、物を隠された場合は日記にどのような状況だったか書いておきます。
暴言や言葉によるいじめの場合、可能であればICレコーダーやスマホのレコーダー機能などを使って録音しておくとより良いでしょう。
SNSやネットでの悪口の場合
また、LINEやSNSなどで悪口を書かれるなどの場合はスクリーンショットをとっておきましょう。
相手が特定できる場合はスクリーンショットだけで十分ですが、匿名掲示板などの場合はスクリーンショットだけでは証拠として不十分です。
匿名の掲示板などで誰が書き込んだのか分からない場合、弁護士を通じて情報開示請求を行い、書き込んだ本人を特定する方法があります。
しかし、ネットでの書き込みはログの保存期間に限りがありますので、すぐに行動する必要があります。
親や大人に相談をする
いじめを受けている場合、「心配をかける・迷惑をかける」「恥ずかしい」「我慢していればいつか収まるだろう」といった気持ちをすぐに捨ててください。
いじめは放置しておけば、どんどんエスカレートし取返しがつかない状況になってしまいます。
もしあなたが誰にも知られずにいじめに耐えていたと知ったら、あなたの親御さんは酷く後悔し自分を責めてしまうでしょう。
いじめに遭っている事を正直に話す事よりも、隠すことの方が結果的に「心配をかけ、迷惑をかける」事になるのです。
いじめに遭ったらすぐに親御さんに相談しましょう。
証拠を集めるのは親御さんに相談してからでも遅くはありません。
子どもからいじめ被害を相談された場合
もし、あなたがいじめを受けてるお子さんをお持ちであれば、お子さんからいじめの証拠を預かり、すぐに学校に相談をしてください。
いじめは時間が過ぎれば過ぎるほどエスカレートしていきます。
そして、いじめられる時間が長引けは長引くほどお子さんの心の傷は大きくなります。
時には社会適応が困難な程の心の傷を負う可能性もあります。
もし学校に相談をして3ヶ月経っても何の進展も無い場合、そのままずるずると学校に対応を任せてはいけません。
学校はいじめが起こった事を表面化させないようにする悪習があります。
特に、こと無かれ主義の担任や校長の場合、「現在対応中」と言ってのらりくらりとこちらからの要望を交わす可能性があります。
しかし、その間にもいじめはエスカレートしていく一方です。
まず3ヶ月様子を見て、状況が変わらないようなら「加害者に直接話しをする」「弁護士に相談する」「教育委員会に直訴する」「訴訟の準備を進める」など自らが行動を起こすつもりがある事を伝えましょう。
また、学校側の対応に疑問を感じたら「いつまでに」「どんな対応」を求めるのかを明確にしてください。
期限を区切っても学校側が対応しない場合、こちらがどのように動くつもりかと言う意思表示も忘れずにするようにしましょう。
外部に仲間を必ず作る
学校や孤立した組織でいじめにあっている場合、どんな場所でも構いません外部に仲間を必ず作りましょう。
別の学校の友達でも良いですし、オンラインゲームの仲間だって構いません。
とにかくあなたの心の拠り所となりうる仲間を作ってください。
貴方の世界は学校という狭い場所だけではありません。
いじめはいつか必ず無くなります。
しかし、人と人との関わりは一生無くなる事はありません。
いじめを受けたトラウマで人との関わりが持てなくなってしまっては生きていくのが辛くなってしまいます。
学校以外の習い事やサークル活動で仲間や友人を見つけるのも素敵です。
同い年の友人である必要はありません、信頼できる年上の相手、同じ悩みを持つ年下の友人だって良いのです。
あなたにとって信頼できる人が、どんな場所であっても存在する事を絶対に忘れないようにしてくださいね。
学校へ相談する
親御さんにいじめの被害を受けている事を相談できたら次は学校にいじめの被害を相談します。
親御さんと一緒に学校に行く事になると思いますが、その時はあなたが付けた日記が役に立ちます。
また、自分が辛い事や安心して学校生活を送りたい旨をしっかりと伝えてください。
万が一、学校側に対応を求めても改善が無い場合はその旨を必ず保護者の方に伝えてください。
3ヶ月経っても何の進展もないようならば、もう一度学校へ相談をしたり、加害者側に直接的に抗議するなど別の対応が必要になります。
教育委員会・児童相談所へ相談する
これは親御さんが行う内容になるかもしれませんが、学校側が中々対応してくれない時は、教育委員会や児童相談所に相談してみてください。
いじめの内容によっては、警察などに相談する必要もあるでしょう。
弁護士に相談する(訴訟も辞さない構えを見せる)
訴訟を起こす起こさないに関わらず、学校側の対応に疑問を感じた場合、一度弁護士に相談をしておくとすんなりと解決につながる場合もあります。
学校側にも弁護士に相談している事を伝える事で、万が一対応が後手に回れば訴訟問題になるというプレッシャーを与える事も可能です。
参考:いじめ被害を訴える・民事訴訟する!損害賠償・慰謝料請求の手順を解説
転校も視野に入れる
いじめが長引き精神的に不安定になってしまっているような場合、無理に学校生活を続ける必要は全くありません。
学校に行かなくても死ぬことはありませんし、もちろん通う学校を変えた所で何も問題はありません。
学校と言うのはそもそも勉強をするための場所ですので、どこで勉強をしようとも構わないのです。
転校はあなたがより勉強に集中できる環境を整えるためにするだけの手段にすぎません。
「学校を変えたら変に思われる」
「地元で生活するのに困る」
と、心配になるかもしれませんが、世の中には幼稚園や小学校から私立や国立を受験する子もいますし、留学する子だっています。
そんな人を見ても私たちは「そうなのね」とあまり気にすることはありません。
学校を変えたからといって、誰に後ろ指を指される事はありませんし、「負けた」「逃げた」などと負い目を感じる事は無いのです。
むしろ、あなたが今「学校に居るのが辛い」と言う気持ちを改善する方が大切なのです。
あなたの「辛い」を無くし平穏な学校生活が送れる事を何よりも大切にしてください。