人を殺したいと思っている人は実は少なくありません。
今この瞬間にも同時に大なり小なり「人を殺したい」と思っている人が複数人存在しています。
このブログにも毎日たくさんの人が訪れます。
それだけ「人を殺したい」と言う気持ちを抱えて過ごしている人が多いのです。
しかし「人を殺したい」と一口で言っても、その気持ちの根本は一つではありません。
怒りや憎しみ意外にも純粋な興味や破滅願望など
人が人を殺したいと思う理由やきっかけはそれぞれです。
では、あなたが今抱えている「人を殺したい」と言う気持ちの根本は
一体どれにあたるのでしょうか。
今回は「人を殺したい」気持ちの根本が「怒り」から来る場合に、現実的にどのような対処をするべきか考えていきたいとおもいます。
人を殺したいと思う気持ちは自然に発生する
人を殺す事自体、我々の生きる社会では禁忌とされているにも関わらず
人は人を殺したいと言う気持ちや衝動を当然のように抱きます。
むしろ、人が「人を殺したい」と言う気持ちを持つことが当然であるがために、無用な殺人を起こさない事をルールとして定めるしか無かったのでしょう。
ここでは「どうして人を殺してはいけないのか」と言う倫理的な部分には触れません。
ただ、「殺したい」気持ちと向き合う事で自分が本当に求めている「殺すことの向こう側にある願望」が見えてくるかもしれません。
「人を殺したい」と言う気持ちの根本を明確にし、客観的にみる事で実際に実行する事が出来ない、「人を殺したい」気持ちとの付き合い方が分かるかもしれません。
怒りとは大切な物を守りたい気持ち
ごく普通に生きていたとしても、怒りによって「相手を殺したい」と衝動的に思った事がある人が殆どでしょう。
むしろ、人生の中で殺意を抱いた事が無い幸せな人は、きっと極少数だと思います。
人は誰しも当然のように怒りの感情を持っています。
なぜなら、怒りは生きるために必要な感情だからです。
怒りの感情が無ければ人は自分自身を保って生きていく事が出来なくなってしまいます。
人が怒りの感情を感じるシーンは様々ですが、その感情には共通点があります。
殺したい程に怒りを感じる例
・自分を否定された
・仲間を否定された
・危険に晒された
・思い通りに物事が進まない
・恥をかいた・かかされた
・妬み嫉み
・相手へに対する不満
・相手への嫌悪感
・相手への軽蔑
・憎しみ・恨み
など、ざっと上げただけでも怒りの理由は様々です。
しかし、共通しているのは「人を殺したい」と思う程の強い怒りの衝動は
自分や自分の大切な物を守るための自衛手段として湧き出てくる感情だと言う事です。
ちなみに、ここで上げた仲間は家族・恋人なども含まれます。
怒りを感じるほどに守りたいと感じる事柄は大きく分けて3種類あると言えます。
・自分や仲間の生命の安全
・自分や仲間の尊厳・権利
・自分や仲間の精神衛生
この3つに関しては、どれが欠けたとしても人が人として生きる上で必要な物が満たされません。
この3つの対象について少し細かく見ていきます。
自分や仲間の生命の安全
生命の安全は人が生きる上で何よりも大切なものです。
他人から、自分・仲間の命や安全に関わるような危険な言動を受ければ、衝動的に怒りの感情が湧き出て相手に対して殺意が向かう事になります。
しかし、殺意を感じる程の言動を受けたと言ってもすぐに行動に移すわけにはいきませんね。
自分や仲間が脅威にさらされた場合、どのように対処するのが良いのでしょうか。
正当防衛
-
- 第36条
- 急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない。
- 防衛の程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。
- 相手からの攻撃に対して「身を守る目的で反撃」をする事は正当防衛とみなされた場合、法律的に貴方が罰せられることは無くなります。
- しかし、相手から攻撃したからといってここぞとばかりに殺意を剥き出しにして攻撃を加える事は正当防衛の範囲とはみなされません。
- 相手が先に手を出してきたとしても、逆に貴方が罰せられる可能性もある為、注意が必要です。
しかし、過剰な攻撃で無ければ相手に対し反撃が出来ることを知っておけばいざと言う時に、自分や仲間を守る事が可能になりますね。
警察へ通報・訴訟
相手から身の危険を感じる様な言動があった場合、もしくは実際に傷害にあたる行為があった場合、ただちに警察に被害届を提出しましょう。
相手が泣きついてきたとしても情けは無用です。
警察の事情聴取を受けた際に「加害者に罰を望みますか?」と聞かれますので、その時は「加害者の誠意次第です」と答えましょう。
誠意=示談金の金額と考えると分かりやすいと思います。
示談の際にあなたが納得できるだけの誠意を相手が示さなければ、無理に示談に応じる必要はありません。
もし弁護士さんを頼めれば弁護士さんに一任してしまうのも一つの手です。
殺意を抱くほどの相手といつまでも直接やりとりをするのは精神衛生的にもよくありません。
また、警察に被害届を提出し書類送検の段階で示談が成立していると加害者に有利になりますので、迂闊に示談に応じないようにしましょう。
〇怪我をした場合
もし相手からの攻撃により怪我をした場合、その大小に関わらず医師の診断書と治療費の領収書も取っておきましょう。
治療費&慰謝料の請求の際に使用します。
自分や仲間の尊厳・権利
自分や仲間の尊厳や権利が脅かされているとはどういう状況でしょうか。
例えば、職場でのパワハラ・セクハラ・モラハラ・マタハラなどのハラスメント。
学校や集団内でのいじめ。
毒親による子供の支配。
夫婦間のモラハラ・裏切り行為。
人種差別・性差別などがそれにあたります。
本来私たちは一人の人間として尊重されなければなりません。
当然、権力や立場を利用して、個人の持つ権利・プライド・アイデンティティを奪ったり抑制したりする事は決して許される事ではありません。
そういった人間の尊厳を奪う行為や言動に対して「殺したい」と思う程に怒りを覚える事は当然の事でしょう。
もし、このような状況に陥った時、相手を殺すこと無く自分の身を守る為にはどうすれば良いのでしょうか。
社会的に抹殺する
物理的に殺すことが出来なければ相手を「社会的に抹殺する」と言う方法があります。
つまり、相手を合法的に追い詰める事で相手が今まで積み上げてきた地位や居場所を奪い、相手の社会的な価値を奪い、生きる事を難しくする事が社会的な抹殺となります。
社会的に殺すのあれば命を奪う事とは異なりますので、あなたが罰せられることはありません。
しかし時折見かける痴漢冤罪のでっちあげや、相手を貶めるためにビラを撒いたりする行為は、逆に訴えられる可能性があるので注意しましょう。
貴方が殺したい程憎んでいる相手であれば、法的に訴える事が出来る程の罪を犯している可能性が高いでしょう。
刑罰やあなたが望むほどの制裁が下されなかったとしても、訴訟を起こされた相手を精神的に追い詰め、社会的な地位に傷を付ける事は可能です。
ただ「殺したい」と実行に移せない悶々とした怒りを抱えていたり、泣き寝入りをするぐらいであれば、実際に訴訟を起こす事を考えてみるのも一つだと思います。
〇訴訟を起こす前に証拠をしっかりそろえる
相手を社会的に抹殺したいのなら「相手が悪い」と言う確実な証拠が必要になります。
尊厳・権利を侵害された証拠となりうる物を一部書き出しておきますので参考にしてください。
・書類関係
権利関係で訴訟を起こす場合、契約書関係は基本的な証拠として必要になりますので必ず用意しておきましょう。
その他にも違法な労働時間や雇用形態についての訴訟を起こす場合、シフト表やタイムカードを用意しておくと証拠として利用できます。
・録音・録画
いじめやセクハラ・モラハラなど、密室で行われ第三者の目が届きにくいものに対しては、ICレコーダー・スマートフォンなどで相手から受けた暴言や誹謗中傷の内容を記録しておくことも有効です。
・ネガのある写真
デジカメやスマートフォンのカメラで写真が撮影しやすくなりましたが、デジタルデータよりもアナログデータの方が証拠として採用されやすいようです。
これから証拠として残したい写真はインスタントカメラやフィルムカメラなどで撮影しておく事をおすすめします。
・手書きの日記や記録
手書きの日記や記録も証拠として使用できます。
日付、天気、その日あった出来事の他に、ニュースや時事ネタ(事件や災害・政治など)の内容も書いてあると有利なようです。
〇弁護士へ相談
自分が受けた被害の内容について相談したい・訴訟を起こしていいのか迷っていると言った場合、弁護士へ相談してみる事をお勧めします。
弁護士費用を払えない、そこまで大事にしたくないなどの場合、無料相談の範囲で話を聞いてもらえる場合もあります。
どこに相談していいのか分からない、弁護士への伝手が無いといった場合は法テラスなどで無料相談をしてみるといいでしょう。
自分や仲間の精神衛生
権利や尊厳と被る部分もありますが、あなたやあなたの仲間の精神的な衛生が損なわれるような出来事。
いじめ・セクハラ・モラハラ・差別・毒親による支配などが起こった場合、まず何をするべきなのでしょうか。
勿論、権利や尊厳を奪う行為と被る部分が大いにありますので、訴訟を起こしたり相手に直談判する事も可能でしょう。
しかし、精神的にボロボロで立っても居られない程に傷ついた人や、心身に支障を来たす程に病んでいる人、怒りが頂点に達してしまい何をするか分からないような状態の人がすぐさま行動を起こすことは大変危険です。
まずは全力で逃げる
守るべきものはまず自分と自分の仲間である事が大前提です。
この仲間には、当然あなたの家族も含まれます。
自分や友人・家族の精神状態が危ぶまれている状況であれば、まず最初にやるべきことは、ストレスの原因から全力で逃げる事です。
会社を辞める、学校を辞める、家を出る、縁を切る、遠くに引っ越すなどです。
相手に仕返しをしたい、訴訟を起こしたいといっても、本人の精神状態がボロボロでは何もできません。
まずは、心と身体をしっかりと立て直す事が何よりも大切です。
逃げる事は負ける事ではない
勘違いされている方も多いようですが「逃げる事=負ける事」ではありません。
もっと言ってしまえば「相手を屈服させる事=勝つ事」でもありません。
もちろん「相手を殺す事」も勝つことではありません。
もしも貴方が憎むべき相手を殺したとして、最期の瞬間に相手が最高の笑顔を浮かべて息を止めたとしたら貴方はどんな気持ちになるでしょう。
きっと恨みが消える事も、怒りが晴れる事もないでしょう。
貴方が人を殺したいと思う心の根底には、「もがき苦しみ、人生の最後の瞬間まで後悔や絶望に苛まれて死んでほしい」と言う希望が有るはずです。
結局、相手を殺したとしても自分の気持ちが晴れない限りはどれだけ相手を虐げたとしても満足する事は出来ないでしょう。
この世にはびこる「勝ち負け」の価値観は、所詮主観的な物に過ぎず明確な定義など存在してはいません。
勝ち組・負け組などと言うメディアが創造した誰かの一方的な価値観に振り回され、どれだけの富と名誉を手に入れたとしても不幸な人は不幸ですし、孤独な人は孤独なままです。
もし「勝ち負け」と言う価値観に無理やり当てはめるのであれば「常に自分と仲間の幸せのために生きられる事」が勝つ事なのではないでしょうか。
人は他人のために生きているわけではありません。
自分や自分の仲間を幸せにするために生きているのですから、他人から受ける攻撃にいちいち反撃をする必要はありません。
自分の命や生活・精神的な安寧を一番に考え、生きる事が出来れば、それがあなたにとっても仲間にとっても「勝ち」なのです。
オンラインで受けられる心理カウンセリング
厳正な審査を通過したカウンセラーが多数在籍!
24時間いつでも相談可能で、匿名・チャット形式での相談もOKです。
気持ちが上手くまとまらない、自分の思いをうまく伝えられる自信がなくても大丈夫!
定額でいつでも相談できるので、定期的にカウンセリングに通うよりもお得です。
悩みの専門家にスマホやメールで相談する
カウンセリングは敷居が高い。でも誰かに話を聞いて欲しい!
そんな時にオススメなのが「得意を売り買いココナラ♪」でおなじみのココナラです。
カウンセラーや占い師・心理士・メンタルトレーナー、お坊さんなど、さまざまな分野の専門家が自分のスキルを100円~出品しています。
占いだけでなく、検索バーに「悩み相談」「恋愛相談」「話し相手」と打ち込むと、さまざまなスキルが出品されていますので、まずは気軽に会員登録をしてみましょう。
iyanakotowasureru.hatenablog.com
iyanakotowasureru.hatenablog.com
iyanakotowasureru.hatenablog.com
どうしても「殺したい」の衝動が抑えられない場合
どうしても怒りの衝動が抑えきれず「殺したい」と言う気持ちが収まらないときは、まずは頭の中で相手を何度でも殺しましょう。
やり方はこちらの記事で紹介しています。
iyanakotowasureru.hatenablog.com
頭の中であればどれほど相手を殺したとしても法に触れる事はありません。
まずはこちらの内容を試し、殺したいと言う衝動を抑えた上で相手に対して合法的に仕返しをするのもいいでしょう。
相手を忘れて、自分と仲間が幸せに生活ができる環境を整えるのも良いでしょう。
貴方にとって一番大切な事は、自分と自分の仲間が他の誰よりも幸せになる事です。
貴方の怒りの衝動が、貴方の幸せにつながる物でありますように願っております。
iyanakotowasureru.hatenablog.com
iyanakotowasureru.hatenablog.com
iyanakotowasureru.hatenablog.com
iyanakotowasureru.hatenablog.com